犬たちが居なくなり、半年が過ぎました。居るべきものが居なくなり、手持無沙汰でもあり、でも解放感あり。
いつも犬の状態が頭から離れなかったのに、もう考えなくてよいのだという安堵もありました。そして残された
ものといえば、大量の愛犬グッズとドックフードやサプリ、シーツ、オムツの山でした。20年以上にわたる年月で
買い求めたリードは20本以上。首輪も10個はあるでしょう。ハーネスに車椅子、ベッドと嵩張る物も多いです。
あげられる物は誰かにあげてと思っていますが、まだまだ手元にある物がいっぱいです。さてどうすべきか。これから。
ただ、散歩の習慣は捨てきれず、健康のためもあり、夫婦で夜の散歩は続けています。
ジュリーとも仲良しだった猫のビールは、犬が居ようが居まいがマイペースで淡々と生きています。そこがよいですね猫。
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ビールと昼寝
ありがとうJuri&Jack
2月初旬、ジュリー君がジャックを追って逝きました。ジャックは8月末に逝き、5か月違いでジュリーも。ジャックの介護から数えると3年ほど2匹の介護に明け暮れる日々でした。初代のジャンから数えて26年ほどもスタンダードプードルを飼っていたことになります。スタンプーは本当に素晴らしい犬種です。当時ビーパルというアウトドア雑誌に連載されていた北海道アリスファームの藤門さんの愛犬講座にスタンダードプードルが最高の犬種として紹介され、それに触発されました。飼ってみて本当に愛すべき相棒でした。どんな時も寄り添ってくれて、どれだけ癒され、魅了され、時に困惑され、幸せな時間を過ごせたことか。思い出は尽きません。宿のお客様にもどれだけ可愛がっていただいたことでしょう。元気に館内を走りわる姿が目に浮かびます。看板犬が居なくなってさみしいばかりですが、自分の年齢を考えると次の世代を迎えるのは無理だろうなと考えています。猫たちが3匹健在で、癒しにはなるのですが、犬とはまた別の存在ですね。心に隙間ができた感じではありますが、愛犬中心の生活から解放されて人間中心の生活もやってみようかなと思っている今日この頃です。
戸隠へ
10月の初旬、戸隠へお蕎麦を食べに出かけました。ジュリー君も残して置くのは心配なので連れて行きました。C4ピカソのラゲッジルームにベットを造り、2列目シートの真ん中の席を前に倒してジュリー君の顔を出せるようにして寝かせて行きました。比較的に気持ちよく寝て過ごせました。ジャックが8月に静かに亡くなり、その後ジュリーも寝たきりで介護を続けています。最近は歯が悪いためか、食事に大変苦労しています。ほぼ人間と同じものしか食べません。大量のドックフードが残りそうです。でも最後の時間は食べられるなら、好きなものを食べさせれば良いと思っています。今まで犬達の口腔ケアだけはうまくいかず、それが最後に響いてくるので悔やまれますが、なかなかできませんね。犬も嫌がりますし、自分の歯の手入れもおぼつかないのに犬にまで手がまわらなかったのが現実です。でも仕事柄、家にいるので、ほとんどつきっきりで面倒を見てあげられるのは幸せでしょう。
立岩湖でフキ採取
年に一度のフキ取りに立岩湖に出かけました。今月14歳になったジュリー君。家で寝てばかりいてもつまらないと思い、
久々にエブリーキャンパーに乗せて連れて行きました。以前ジャック用に買ったキャンプカートに乗せて湖畔まで。
ティータイムのひと時を一緒にすごしました。湖畔も穏やかでカモが数羽遊んでいました。フキの方は大収穫で採り切れないほど。まだあと何回かリピートできるほどありました。でも採りすぎると後始末(洗いとカット)が大変です。
早速煮てキャラふきを作りました。お客様用の朝食に重宝します。とっても美味しく私も大好き。
毎年恒例の行事ができるのは嬉しいことです。犬も人間も年をとるのは仕方ないこと。精一杯毎日を楽しく過ごしたいものですね。ジャックも相変わらず食欲旺盛でうれしい限りです。ジャックはもうじき16歳になるんです。頑張ってね。
裏庭の山桜が咲きました
今年は暖かい日が続いたので、4月に入ると裏庭の山桜がほころび始めました。せっかく咲いてもほとんどお客様がいなくて
自分達で楽しみました。暖かな午後、犬たちも外に出して日向ぼっこをさせました。桜の花びらの上にジャックを休ませ、
ジュリーは立たせてやると、その辺をウロウロしていました。山桜も開花期間は短く4日か5日くらいですかねえ。あっという間に
終わってしまいます。周りに花びらが敷きつめられて情緒があります。それが桜、日本人の琴線に触れるのでしょう。犬たちは
桜の花の香りに関係なく、あたりの匂いを嗅いでまわっていました。年に一度の春のなごみのひと時です。